過去コンサート特別企画の音源・映像を公開中です。
「あそび心」主題によるピアノ曲自作自演 (2016)
演奏:New Sound Scape ’96-(Pf.)
第14回コンサート特別企画。
演奏会テーマ「あそび心」を音に置き換えた主題を用いた小品を、
メンバー5人がそれぞれ自演。
あ→A(ドイツ語“アー”)→ラ
そ→Sol(イタリア語“ソ”)→ソ
び→B(英語“ビー”)→シ
ごころ→5個「ロ」(日本語)→シシシシシ
「ラ-ソ-シ-シ-シ-シ-シ-シ」の音列を使い、
楽譜1ページに収まる長さのピアノソロ小品、という課題。
当日配布されたプログラムに楽譜を掲載した。
Summertime Variations (2010)
演奏:真島 圭(Pf.)
第10回コンサート特別企画。
G.ガーシュウィンのオペラ「ポーギーとベス」より
「Summertime」をテーマとした、
メンバー5人による共作変奏曲。
テーマ:Summertime(真島 編)
オペラ「ポーギーとベス」より
I. 日盛りに(和田)
気怠い夏の昼下がりに、氷が溶けていく情景をイメージして。
II. 水滴(小林)
つながるように、からまるように落ちて行く音の粒。
III. ノスタルジア(山口)
数々のすさまじい変奏の間にふと出てきた軟弱な音楽にお聴きの皆様驚き呆れるかと思います。そうです、私は他のメンバーといっさい迎合しない頑なな人間なのです。浮いててスマヌ!一応技法上のことを申しますと、テーマを反対向きに使用しております。
IV. 夏の鐘(真島)
町の二つの場所からテンポとピッチが異なる二種類の鐘の音が聴こえてくるようなイメージ。
V. 熱帯夜(林)
寝苦しい熱帯夜の、途切れ途切れの睡眠。
VI. バロック風(和田)
真島氏のピアノの音色をイメージして。
VII. 侵入(小林)
真夜中の侵入。ぬきあしさしあし。高まる緊張。つま先の感覚など。
VIII. 祭囃子が聴こえる(林)
網戸の窓から、風に乗って祭囃子が聴こえてくる、夏の夜の記憶。
地元のお囃子は、江戸の流れを汲む軽妙なリズムだ。
IX. 反逆のワルツ(山口)
作曲には反行(もとの主題の動きを上下逆に動かすこと)や逆行(主題を終わりから演奏すること)などの技法がありますが、これを同時にやらかしまして、品の良いワルツに仕立て上げました。技巧的なのに軟弱。悪いか!?と、難解で評判の現代音楽界に一寸反抗して作曲しました。
X. Summertime Pops(真島)
第二十回演奏会を目指して、期待を込めて軽快に。